2014/11/29

「六本木ぶんぷく釜屋」でトリュフのカルボナーラうどんとハイボール

風が冷たくなってきた。

ガーターベルトを模したストッキングを履いた女の足を愛でながら階段を上ると六本木だ。
浮ついた風の男女を横目にミッドタウン方面に向かう。

ミッドタウンの対面あたりの新しいビルに差し掛かるとロングヘアを後ろでまとめたイケメンの呼び込みが立ちはだかった。
「オープンしたばかりなんですよ、いい子いますよ!」
錦糸町で呼び込みと毎日会話している俺は呼び込みには慣れている。
こういう時には「決まってるんで」とにっこり愛想良く足早に去ることだ。
無視すると逆切れされることがある。呼び込みだって人間だ。

この日の呼び込みはよほど困っているのか執拗だった。
「何階ですか?」
1階だよ、と心で言いながら振り返らずに右手を振った。

今日向かったのはオープンしたばかりのこの店。ぶんぷく釜屋である。

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茶釜から顔を出した狸をイメージしながら入店。



こちら熟成うどんがメインのお店で酒も飲める。
そう聞くと大きな提灯が下がったような古い和風を模した居酒屋風を想定するだろうが全く違う。
場所柄を意識したのか外から大きく見えるウインドー、白を基調にした店内、そこかしこにある花や調度。うどん屋とは思えないのである。BGMはジャズだ。

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1Fはカウンター使いも出来る兼用テーブルと、2人がけのテーブル、奥には個室感覚のスペース。
2Fはグループ向けのソファ席付きのスペースと、2人がけのテーブルだ。

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時間前に到着したが既に仲間たちは到着済み。
大人にとって大切なことは時間と約束を守ることだ。素晴らしい。

まず角ハイボール500円で乾杯。

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うん、ソーダが強めのいい感じ。

モッツァレラチーズとアボカドの揚げ出し600円。

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揚げたモッツァレラチーズの中身がとろり、アボカドもふわっと溶けてかなり美味。
モッツァレラは食感的におもちのような。アボカドはこういう調理法だとカボチャの天ぷらに少し似ている。

ずわい蟹とマスカルポーネの湯葉巻き750円。

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レタスが不思議にシャキッとしている巻物風の一品。
うん、これも美味しい。チーズ入りなのにさっぱり。

八戸沖炙り〆銀サバ700円は醤油に付けると溶ける脂。

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うん、いけます。

その時、だいさんが「泡踊り一つ」と注文。
1軒目から何を言ってるんだ・・・しかもレディの前だぞ!
とびっくりしたが「阿波尾鶏」というブランド鶏でした。

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鶏さしは臭みがまるでなくしっとりしたハムの様な感じ。

白州のソーダ割りも安定の味。

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さて、そろそろうどんのタイミングだ。
熟成とは、粉から捏ねたうどんの固まりを寝かすうどんの必須工程のこと。
その時間でうどんが美味しくなるんだそうだ。
ゆっくりと熟成したうどんではコシの元となるグルテン組織がうまく形成され、風味や艶がよくなる。
最低2時間は必要と言われるこの熟成を16時間~20時間かけるそうである。

まずは黒毛和牛の牛筋黒煎七味うどん1000円。

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牛筋の煮込みと七味のピリッとした風味がマッチした甘辛いスープがツルッとしてシコっとしたうどんとマッチ。
想像通りの上を行く味で美味しい。

続いてトリュフのカルボナーラうどん1300円。

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濃厚!これは間違いない。カルボナーラってパスタよりうどんのほうがおいしいんじゃないかと思う。

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本からすみと釜揚げしらすのペペロンうどん900円。

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カルボ味に完全に押されましたがからすみのしょっぱさとシラスがいい感じに合わさって美味しい。

長ーいうどんはつるーっと行くのもよし、途中で噛み切るのもよし。
カラフルな有田焼の器も目に優しい。

客層がああ六本木だなあ、と思う感じなのはご愛嬌だが、ランチにもよし、六本木通りがかったから軽くいきますか、という時にもよし。コスパもいいので若いカップルにもおすすめだ。

何よりロケーションが抜群で、しかも朝5時までやっている!(金曜は朝7時・・・)ので知っていると助かるはずだ。

帰りには呼び込みはいなかった。
ちょっと肩すかしのような気分で帰路につく俺なのだった。

ぶんぶく釜屋 六本木店和食(その他) / 六本木駅乃木坂駅六本木一丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

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