2013/10/27

【休肝日】「東京の空の下オムレツのにおいは流れる」を読む

家に帰ると飲んでしまって何も出来ないので最近の読書はもっぱら電車内で、この日読んでいたのはこの本。

東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)
(2011/08/05)
石井 好子

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シャンソン歌手の石井好子さんが「暮らしの手帖」で連載していたエッセイには、パリの暮らしや帰ってきてから食べたり作ったりした食事の思い出が綴られているのだけれど、これがまたとても美味しそうなのだ。

タイトルにあるようなオムレツの描写はもちろんなのだけれど、強烈に気になったのがロールキャベツ。

俺の場合、手に入りやすいからか(三崎はキャベツの産地なので・・・)ロールキャベツが食卓にのぼることが多かった幼年時代、身体にいいからと無理やり芯のところを食べさせられて余計に嫌いになったのだが、石井さんのレシピはなんとも美味しそうなのだ。

1.ロールキャベツのグラタン
普通に作ったロールキャベツを取り出してグラタン皿に広げ、その上からホワイトソースとチーズをかけて天火で焼く

2.ドイツ風ロールキャベツ
ロールキャベツを煮る前にバタで炒めてから煮る

特に1のグラタンは強烈に美味しそうでオフィスに着く前にそれで頭の中がいっぱいになってしまった。

思わず席について同僚のお母さんたちに話すと「美味しそう!」とそろった声が返ってきた。
そのあと各自の家のロールキャベツについてひとしきり会話したのだけれど、そんな風に場を温めるような力をこの本は持っている。

肉の代わりにあぶらげ、春菊の代わりにセリを入れたすき焼きならぬ「アブセリ」や、茄子を炒めてトマトソースをかけて天火で焼く「パルマ風グラタン」など他にも美味しそうで作れそうな料理が他にもたくさん。

レシピ風ではなく適当に書いているようで美味しそうに出来あがるところもまたいい。
(パルマ風は実際に作ってみたが適当で美味しく出来ました。)

料理をしようという気に自然になるので、キッチンに立とうかな、と思うお年頃の女子にもおススメ。

亡くなった旦那さんやお父さんの思い出にも食事が絡む。
人間1日3回はご飯を食べているので当たり前だが、思い出の中で食事にまつわるエピソードはとても多い。

食事を大切にするということは思い出を増やすということだ。

美味しそうな料理でお腹を鳴らすだけではなく、そんなこともこの本を読んで考えた。
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