2011/10/07

せつない秋とハイボール

夏と冬の間に秋をおきました、というのはオフコースの名曲「僕の贈りもの」で、ある一定の年齢の方々ならせつない思い出と共に過ぎた夏を思い出すという風に頭の回路が繋がっていることだろう。

俺ももちろんその1人。

といってもそれは惚れた腫れたのたぐいのことではない。

思い出すのは小学校6年生の夏。

自転車の2人乗りで腕を折ったために寝たきりになった病院での光景だ。

なぜ腕を折って寝たきりだったかというと、ギブスを付けて遊びまわっていたために腕が曲がってくっついてしまい、それをまた引っぺがして(痛!)、
再度まっすぐくっつかせるために動かないように手の甲に針金を通し(痛!)、
垂直に手を釣っていたというわけで、今考えると何とも原始的。

たぶんあれは田舎の病院ならでは専門の医者がいなかったせいで、うまく骨接ぎが出来なかったからだと思う。

行けなかった~修学旅行~(呼びかけ風)。

その時にいとこのお姉さんがくれたテープが何を思ったかオフコース。
その中に入っていたのがこの「僕の贈りもの」だった。
小学校6年生の男子にオフコースを聴かせる危険性を彼女はわかっていたのだろうか。

6人部屋のベッドで腕を釣られ身動き出来ない子供にオフコース。

毎日午後になると隣の病室から聞こえてくる五輪真弓の「リバイバル」と共に小田和正のハイトーンボイスが幼い子供の脳裏に刻まれた。

オフコースが俺の心持のデフォルトをセンチメンタルにしてしまった。

秋になってあの曲を思い出すと同時に、窓から入る風に白いカーテンが揺られる静かな病室の午後を思い出す。

楽しかった夏の思い出と静かな秋。

夏を思い出しながら、ハイボール。
はじける泡も心なしかふさぎ込んでいるようです。

秋ですね

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