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2011/01/09

【休肝日】「南極料理人」を観る

毎年、年始になると去年観た映画や読んだ本などのベストを考えるのだけれど、2010年観た映画の中で(そんなに観なかったのだけど)一番覚えているのがこの映画。

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(2010/02/23)
堺雅人、生瀬勝久 他

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「南極料理人」は南極越冬隊に同行した料理人が主人公で、原作はほんとうに現地で越冬した西村淳氏の著書。

原作を読むと結構みんな楽しそうに南極暮らしを楽しんでいて、限られた食材で作ったレシピなども乗っている。
対照的に映画では結構切実な生活ぶりの連続。

なにしろ南極であるからして、外は雪の荒野、同僚はおっさんたち、遊びにも行けないとなるとやはり楽しみなのは毎日の食事。食材の入手は絶対不可能な状況下、冷凍や缶詰などのストックから何を作る?という興味もそうだが、やはり面白いのはあれを食べたい、これを食べたい、と切望する人々の姿。

西村さんを演じるのは堺雅人で、きたろうや生瀬勝久など個性的な面々のわがままな要望にあきらめ半分怒り半分の仏頂面で料理を作る。

特にハイライトは任期を半年残してるのにラーメンが無くなってしまった時のきたろうの切実な顔である。これをどうやって南極料理人が助けたのかは本編を観てもらいたいのだが、夜中に部屋をノックしてきて「西村君!」とラーメンをねだるきたろうの演技はアカデミー賞レベルで心に残った。

食べようと思うとなんでも食べれる東京に暮らしていると、ともすれば食事のありがたさというのを忘れがちだけど、好きなものを食べたくても食べれない南極の暮らしを知ると、自分の現状がなんと恵まれているのかと省みる。

食事だけじゃない。

読みたくても読めない本や会いたくても会えない人。
そう思うとなんだか今がとても自由に感じる。

もうひとつ、この映画のいいところは、食事をおいしそうに食べるシーンがたくさん出てくるところだ。
美味しそうに食べる姿はイコール幸せそうな姿だということ。

オフビートに、淡々と、幸せが続く。

辛いこともあるけど、食事があれば。

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コメント

非公開コメント

No title

わたしも去年の良かった映画を振り返って、南極料理人はDVD観返したとこでした!
1回1回のお食事と、ご一緒する方々を大切にして行きたいなとしみじみ思える映画ですよね。
境雅人が良かったなー
それにしても、年とったのか、去年のベスト3映画は全部ほっこり系でした・・・

Re: No title

>kozkozさん

俺もだいぶ前からハッピーエンドしか観ないようにしてます。

この映画観てからいわゆる中華そばがより好きになったのは気のせいでしょうか・・・。
雪原で野球、やってみたいなーって思いました。

No title

私も昨年、大森の映画館で「南極料理人」観ました。
なんでも満ち足りている場所で暮らしていると、モノが足りずに欲しくて欲しくて死にそう!という感覚がマヒしちゃってますね。
ラーメンを求めるきたろうが教えてくれました。
確かに、みんなで食事をする場面は幸せの象徴のようでした。
いい映画でした!

Re: No title

>ぶんちょーさん

にしむらくん!っていうきたろうの声が今でも聞こえてくるようです・・・。
あの映画、最後まで「うまい」とか「美味しい」って言わないんですよね。
黙々と食べる。でも美味しそうに。
ラストにハンバーガー食べて西村君がついに言うじゃないですか。あの辺の構成もうまいなーと感心しました。
しかし大森の映画館って、しぶいですね。。