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2008/08/08

オリンピックとハイボール

昔中国関係の仕事をしていた時、貴州省という田舎に行ったことがある。

カルスト台地の石灰で出来た奇岩があちこちにあって、一種異様な風景。土地が農作に適していないためとても中国の中でもワーストクラスに貧乏なところで、少数民族の人たちがたくさん住んでいてそれぞれ独自の風習を観光資源にしているところだ。

石造りの村を訪ねると酒をふるまってくれて踊りをおどってくれた。
子どもたちが色とりどりの衣装を着てデジカメを物珍しげに覗き込んで、撮影してあげると自分が映っていることに驚いていた。
町の博物館には民族衣装が飾られていたが我々以外は誰もおらず、床はほこりまみれだった。
空はいまにも雨が降りそうな曇天だった。

オリンピックの開会式で少数民族の人たちの衣装を着たダンサーがステージにあがった。
華やかなステージの影にある数々の矛盾。

開会式の熱狂とは裏腹に、今日のハイボールはどことなく苦い。

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