2009/11/06

N島君と飲むハイボール

誰にでも見ていてハラハラするような向こう見ずな友人がいるのだと思うが、俺にとってのN島君はそんな男で、バイクで転んで鎖骨を折るわ、他人とケンカして警察のご厄介になるわ、とたまにちょっとした話題を仲間内に巻き起こす。

いつかの正月では一緒に飲んでいた友人の家から夜風にあたってくると言っていなくなり、そのまま夜中まで帰ってこなかった。携帯に電話しても出ないので、友人と2人で寒い住宅街を名前を呼びながら探し回った。まるで雪山で行方不明者を捜索しているようだった。その後ひょっこり帰ってきたが新婚の友人の奥さんは相当心配して気を悪くしたようで、あれ以来俺も彼らの家には言っていない。

そんなN島君だが不況で社員の半分がリストラされることになり、実家の店を継ぐことになったというので宴会をセッティングした。

(この日も1時間過ぎても現れないので携帯に電話すると、お客様の都合で使われておりませんとの声。心配して家まで行こうかと思っていたらひょっこり登場したが、それはまた別の話)

考えると知り合って20年近くになるわけで、変な話知り合う前の時間よりも長い。それぞれに積み上がった時間はそれぞれの重さや軽さや業やら何やらで出来ていてそれぞれにしかわからない地層になっていると思うと(あたりまえだが)時間の流れの不思議さに呆然とする。

(俺たちが18歳だったころに38歳の大人たちは同じような気持でいたのだろうかと尊敬してしまう。)

故郷に帰るN島君ハイボールで乾杯。
いつか訪ねに行ってハイボールを飲みたいと思う。

ハイボール

今日のハイボールはいつもよりも苦い気がした。

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