2009/07/07

ハイボールで星に願いを

七夕の夜の月は満月で普段よりも空が明るく雲が風で流れていくのがわかる。
月にかかっていた雲が晴れて煌々と光る円が顔を出した。

俺はベランダでハイボールを飲みながら七夕の願いを考える。天の川は見えない。

「ハイボールがメジャーになりますように」(もう結構メジャーになっている)
「横浜ベイスターズが勝ちますように」(佐伯のタイムリーでジャイアンツ粉砕)
「宝くじがあたりますように」(買ったことない)

欲しいものがあまりない自分に呆れる。

「ジョー、君はどこへ落ちたい?」というのはサイボーグ009の幻の最終回(そのあと読者から懇願の手紙が殺到して、物語は続くことになった)、宇宙空間で敵を破壊した後、抱き合って成層圏に突入した002が009に言う台詞。

流れ星になった2人をベランダから見る少女と幼い弟。

 「あ、ほら、流れ星!」 
 少女の指差す方向に、一瞬だが小さな煌きが一筋流れて消えた。
 「カズちゃん、何をいのったの?」
 「えへへ、おもちゃのライフル銃がほしいってさ・・・」
 姉の問いに弟が無邪気な笑顔で答える。
 「じゃ、お姉ちゃんは・・・?」
 「あたし?あたしはね、世界に戦争がなくなりますように・・・、世界中の人がなかよく平和に暮らせますようにって・・・、いのったわ。」

漫画史に残る名ラストシーンを思い出して、俺も月に向かって願った。

世界が平和になりますように、世界中の人がハイボールを飲めるようになりますように、と。

ハイボールで星に願いを
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コメント

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泣けてくるねー

あえてフランソワじゃなくてジェットリンク
渋いぜ石の森!!

Re: 泣けてくるねー

さすがGingerさん。このラストは真っ白になったジョーと同じくらいの名シーンです!