2008/11/09

【スコットランド・ハイボール紀行13】夢の形は③

バーバラさんが車で連れて行ってくれたのは「バチカン」と呼ばれる貯蔵庫。

バチカン

うず高く樽が積み上げられている様子はまるで古代遺跡の中に入ったようだ。墓のようだがそうではない。ウイスキーはこの中で眠りについているだけなのだ。

バチカン2

蒸溜所を預かるダンカンさん。ひげが渋い。

ダンカンさん

樽に刺さっているのはバレンチという道具で、これでウイスキーを樽の中からくみ出す。大きなスポイトのようなものだ。

この蒸溜所ではいろんな種類のウイスキーを作っているのだが、古文書にあった4回蒸溜を試みているそうで、飲ませてもらった。

バレンチ

仕込んだばかりなのでアルコール度数が高い。しかし、まだ仕込んでから1年半しか経っていないのに、かなり熟成されているように思える味。これが10年置かれたらどんな味になっていくのか。他のウイスキーとバッティングさせたらどうなるのだろう。色々考えると、ウイスキーというのはつくづく奥が深いと思う。樽の種類はもちろん、樽の置いてある位置によっても味が変わる。ブレンドの具合によってももちろん味は千差万別になる。そう、夢の形は千差万別で、追い求めても追い求めても理想にたどり着くことなんてないのだ。でも、昨日よりももっと遠くへ、高いところへ。そう目指すことで間違いなく近づいていくだろう。ぼやけていた夢の輪郭がはっきりしてくるだろう。

ダンカンさんやバーバラさんの澄んだ瞳をみて、そう思った。

これが4回蒸溜!

直売所で、ウイスキー・ドリームという本の発売記念シングルカスクが売っていたのでほくとさんと一緒に購入。

自分で樽にウイスキーを注ぎ、ラベルも自分で貼らせてくれるのだ。

自分で樽詰する至福

子供のようにはしゃぎながら瓶詰する我々。

住んでみたいくらいの美しさ

ビジターセンターもとても絵になる。

ブルイックラディック。家庭的で暖かい素敵な蒸溜所だ。
バーでみかけたら必ず飲んでみることにしようと誓った。それが受けたもてなしへの恩返しだ。

※「ウイスキー・ドリーム」のプロモーションビデオ?を発見。
内容はブルイックラディックの復活について。蒸溜所の様子もわかるので興味のある方はぜひ。



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