【スコットランド・ハイボール紀行1】異文化コミュニケーション体験
酒の種類は数あれど、日本人の場合、ビール、焼酎、ワイン、日本酒の後くらいに思い浮かぶのがウイスキーだろうか。ハイボール好きになってからウイスキーを知りたくなって、ついにスコットランドへ行ってきた。
サントリーとジャルパックの企画したこのツアー。
同行はグルメブロガーのくにさんとサントリーBAR-NAVI公式ブログのほくとさん。ウイスキー好き(というかマニア)の2人に便乗させていただいた6日間はとても楽しい日々だった。
さて、聖地へ向かう朝空は秋晴れ。我々の旅立ちを祝福しているかのようだ。
JL401便はそれなりに混んでいていつも選ぶ通路側は空いておらず、窓側の3席並びの真ん中に陣取る。
右隣は茶髪の男性、左隣は黒髪の女性だ。
他の列はみな真ん中は空席。
2人ともどうも俺が真ん中に入ってきたことにがっかりした様子だ。
「失礼します」の声に反応が無い。
それはそうだろうが、こっちもその気持ちは同じで、これから12時間この席に座るのかと思うとちょっと天を仰いぎつつ、何だかすいません、と一瞬思うが、別に謝る必要はない。
むしろwebチェックインをしていなかった自分に反省だ。
気をとりなおしてハイボールをオーダー。

シーバスだ。しかし濃い。濃すぎる。
くにさんとほくとさんは前の席で談笑。
羨ましいのもあり、やはり食事の時くらいは話をしなくてはなるまいと、右を見ると、茶髪の男性はヘッドフォンをしてご飯を食べている。左の女性はしていない。
よし、左だ。
「海鮮釜飯、美味しいですか?」我ながら素晴らしいアプローチだ。
首をかしげるしぐさ。おかしい。何か変なことを言っただろうか。
「I CAN NOT SPEAK JAPANESE」。
日本の方ではなかった。
韓国の方だった。
しまった。
俺は英語が話せない。
しかし日本男児のはしくれ、彼女にとっては俺が日本代表。
ここでひるむわけにはいかない!俺の好きな映画の話題で行こう。
「アイ・ライク・ソンガンホ」
通じた。
さすがJSAやグエムルの主演を張った韓国の高倉健。
この調子でなんとか12時間、日本男児の名目は保ったつもりだが、彼女の好きな映画は「ジョゼと虎と魚たち」で、良くこの映画を韓国で見たなあと感心したが、自分が映画好きで本当に良かったと思った。
降りるときには「あなたの隣で本当に良かった」と映画みたいなセリフをいただいた(たぶん)。

ともあれ、飛行機は10000キロをひとっ飛び、あっという間にシベリアを越えていく。
飛行機ってすごいと改めて実感。
陸路だったら何日かかるのだろうか。
ヒースローについて最初に飲んだのはハイボール。
空港のカフェにてジェイムソン&ソーダ。
薄い。
こっちの人はソーダ割りをあまり飲まないのかもしれない。という恐ろしい憶測が頭をかすめる。まあともあれ、無事ロンドンに着いたことを喜ぶ3人。

アバディーンまではブリティッシュミッドランド航空(bmi)。機内はこんな感じで横列3席。小さいけれど新しい機材だ。

到着してガイドのウドさんと運転手のゴードンと合流。
ウドさんは滞在20年以上のベテラン日本人ガイド。ウイスキーのことなら何でも聞いてという女性。
ゴードンは背も横幅も大きなナイスガイ。
ゴードンが腹減ったというのに乗っかって、ホテルに行くまでに夜食(というか夕飯)を買うことにする。覚えておこう、このかわいい(というか不気味な)魚を見かけたら、フィッシュ&チップス屋だ。

どんな代物だったかはくにさんのレポートをご参照。
はい、覚えておきましょう。
フィッシュ&チップスはシェアが最適。1人で1つはトゥーマッチ。しかも夜食には。
帰ってきてからも不思議なのはスコットランド人の食習慣だが、日本を想像していたら全く違う。夜、小腹が空いたからラーメンでも行くか、というのはありえない。
すべてフィッシュ&チップス。夜中に超オイリー。しかもすごいボリューム。
スコットランド恐るべし。
ともあれ、そんなわけで、この調子でこれからウイスキー漬けの旅を毎日レポートします。
よろしくお願いします。
サントリーとジャルパックの企画したこのツアー。
同行はグルメブロガーのくにさんとサントリーBAR-NAVI公式ブログのほくとさん。ウイスキー好き(というかマニア)の2人に便乗させていただいた6日間はとても楽しい日々だった。
さて、聖地へ向かう朝空は秋晴れ。我々の旅立ちを祝福しているかのようだ。
JL401便はそれなりに混んでいていつも選ぶ通路側は空いておらず、窓側の3席並びの真ん中に陣取る。
右隣は茶髪の男性、左隣は黒髪の女性だ。
他の列はみな真ん中は空席。
2人ともどうも俺が真ん中に入ってきたことにがっかりした様子だ。
「失礼します」の声に反応が無い。
それはそうだろうが、こっちもその気持ちは同じで、これから12時間この席に座るのかと思うとちょっと天を仰いぎつつ、何だかすいません、と一瞬思うが、別に謝る必要はない。
むしろwebチェックインをしていなかった自分に反省だ。
気をとりなおしてハイボールをオーダー。

シーバスだ。しかし濃い。濃すぎる。
くにさんとほくとさんは前の席で談笑。
羨ましいのもあり、やはり食事の時くらいは話をしなくてはなるまいと、右を見ると、茶髪の男性はヘッドフォンをしてご飯を食べている。左の女性はしていない。
よし、左だ。
「海鮮釜飯、美味しいですか?」我ながら素晴らしいアプローチだ。
首をかしげるしぐさ。おかしい。何か変なことを言っただろうか。
「I CAN NOT SPEAK JAPANESE」。
日本の方ではなかった。
韓国の方だった。
しまった。
俺は英語が話せない。
しかし日本男児のはしくれ、彼女にとっては俺が日本代表。
ここでひるむわけにはいかない!俺の好きな映画の話題で行こう。
「アイ・ライク・ソンガンホ」
通じた。
さすがJSAやグエムルの主演を張った韓国の高倉健。
この調子でなんとか12時間、日本男児の名目は保ったつもりだが、彼女の好きな映画は「ジョゼと虎と魚たち」で、良くこの映画を韓国で見たなあと感心したが、自分が映画好きで本当に良かったと思った。
降りるときには「あなたの隣で本当に良かった」と映画みたいなセリフをいただいた(たぶん)。

ともあれ、飛行機は10000キロをひとっ飛び、あっという間にシベリアを越えていく。
飛行機ってすごいと改めて実感。
陸路だったら何日かかるのだろうか。
ヒースローについて最初に飲んだのはハイボール。
空港のカフェにてジェイムソン&ソーダ。
薄い。
こっちの人はソーダ割りをあまり飲まないのかもしれない。という恐ろしい憶測が頭をかすめる。まあともあれ、無事ロンドンに着いたことを喜ぶ3人。

アバディーンまではブリティッシュミッドランド航空(bmi)。機内はこんな感じで横列3席。小さいけれど新しい機材だ。

到着してガイドのウドさんと運転手のゴードンと合流。
ウドさんは滞在20年以上のベテラン日本人ガイド。ウイスキーのことなら何でも聞いてという女性。
ゴードンは背も横幅も大きなナイスガイ。
ゴードンが腹減ったというのに乗っかって、ホテルに行くまでに夜食(というか夕飯)を買うことにする。覚えておこう、このかわいい(というか不気味な)魚を見かけたら、フィッシュ&チップス屋だ。

どんな代物だったかはくにさんのレポートをご参照。
はい、覚えておきましょう。
フィッシュ&チップスはシェアが最適。1人で1つはトゥーマッチ。しかも夜食には。
帰ってきてからも不思議なのはスコットランド人の食習慣だが、日本を想像していたら全く違う。夜、小腹が空いたからラーメンでも行くか、というのはありえない。
すべてフィッシュ&チップス。夜中に超オイリー。しかもすごいボリューム。
スコットランド恐るべし。
ともあれ、そんなわけで、この調子でこれからウイスキー漬けの旅を毎日レポートします。
よろしくお願いします。
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コメント
No title
フィッシュ&チップスはシェアが基本ですね。我々夜中なのに1人1個ずつは失敗でした。。
2008-10-28 08:29 くに URL 編集
No title
はじめまして、くにさま邸からおじゃましています。
情報もたくさん,楽しいブログですね!!!
これからも過去の分も含めてゆっくり読ませて頂きます。
よろしくお願いいたします☆☆☆
ハイボールの作り方,勉強になります!次回のお客さんに出してみます~。
2008-10-28 20:56 lara URL 編集
No title
>隣の方と仲良くお話してていいな~
結構四苦八苦でしたよ。俺はくにさんとほくとさんがうらやましかったです。。
>laraさま
はじめまして。ハイボール飲みだすとビールがいらなくなりますよ。ぜひぜひ試してみてください~
2008-10-28 22:29 hiball555 URL 編集