表参道『まい泉本店』でとんかつ食べ比べと角ハイボール

表参道は馴染みのある場所だ。
学生時代にバイトしていたのが原宿のパイの店なので、毎日通っていた表参道。
表参道から右奥に入っていくとあるのが老舗のトンカツ屋、まい泉。
誰もがカツサンドを一度は食べたことがあるだろう。
だが本店に行ったことのある人はなかなかいないのでは?
そんなまい泉の本店、特別イベントにお呼ばれしてきました。
洒落た街並みに突然現れる立派な建物、思いのほか新しく、改装して間もないとのこと。
カウンターのオープンキッチンを通り越していくと広がる大きな空間。
思わず感嘆してしまうほど。
聞くと裏にあった閉業した銭湯を改築したそうで、その湯船があった、というところが今日の貸し切りの個室スペース。
家族がみんな笑顔で入っていた銭湯がレストランになるというのもなかなかおつなエピソードだ。
まい泉は空港やJRでもお馴染みだが、なんと海外でもレストランがあって、タイ、フィリピン、台湾に出店しているそうだ。
定食タイプのトンカツ店がメインのようだけど、こちらの店は宴会もできる。豚しゃぶなどもあるとのこと。
しかも365日営業。流石にこの前の台風ではクローズしたそうだが、明治神宮の初詣の後に家族でまい泉でとんかつなんて、なかなかいい習慣じゃないか。しかも6種類のとんかつが楽しめるので家族でとんかつ食べ比べも楽しそう。ソースにもこだわり、なんと4種類!
まずはカニサラダ。
創業者である小出さんのレシピだそうだ。
カニときゅうりのサラダはきゅうりを先に切ってさらして水が出ないようにする工夫あり。
なるほど食べてみるとパリッとした食感、ベタっとしていない。
角ハイボールにも相性よし。
この日は特別にとんかつのパン粉付けパフォーマンスを拝見できた。
まい泉は箸で切れるとんかつが売り。
筋切り、叩く技術、波を打たないように成形し直す技術、パン粉の焼き方にもこだわりあり。
どこの場所を食べても美味しくするために、線維をほぐすのだそうです。
実演はパン粉付けマイスターの阿部さん。
レストラン事業部副本部長の相田さんいわく、パン粉を見ると誰が付けたのかわかるのだそうです。
この店、パン粉へのこだわりが半端ない。
パン粉、パン粉、パン粉、、のこだわり話が止まらない!
ベテランの鬼軍曹・松岡氏が実践する松岡塾というのがあるそうで、なんと合格者は100人に1人の狭き門。
とんかつ版のチャレンジ修造か!
かなりスパルタな塾な様子を嬉しそうに話す相田さん。
揚げても6.7分置いて油切り、キャベツはいい状態のものをセレクトして使用、スパイスソルトもオリジナル、ソースをかけずに食べるべし、その後レモンとソルトかけて、その後ソース・・・とんかつにこんなこだわりあったんだ、とあなたの知らない世界ですよこれは。
「甘い誘惑」は脂身のとろける甘さが特長とのこと。今日は「黒豚ロースかつ」との食べ比べです。
美味しい食べ方も指南いただきました。
左から2番目から食べるべき!
え?順番あるの?
脂身が少ないところから食べるのがベターなんだそうです。
左側は実は雑味がある、、わかりやすいのが2番目、3番目がバランスがいいとのこと。
これは覚えておくと使えますね。
揚げ油にも秘密が、なんとひまわり油を惜しげもなく使っているそうです。
「肉に嘘をつけない油」という名言も飛び出しました。
オレイン酸が豊富でお腹にもたれない、さっくりした食感が出来るとのこと。
ラードを使うと肉が冷めるともたれる感じがするそう。また、ひまわり油は匂いが付きにくいとのことで、確かにこの店、揚げ物の匂いがしていない、ということに気付きました。素晴らしい。
2番目からいただきましたが、サクッとした衣の食感、柔らかい肉の食感、そして広がる肉の甘み。
そして評判どおり箸で切れる!
毎日来るお客さまも多い、と聞いて、とんかつ毎日食べないでしょ、と思ったものの、なるほど頷けました。
軽いんですよね。
豚汁も嬉しい。
スパイスソルトの後はソース。俺はソース派でした。
とんかつというより、これはもう「まい泉」というジャンル。
遠くにお弁当と同じ味がして、いつも弁当食べてる自分がフラッシュバック。
やはり揚げたては美味しいです。ちなみにお弁当とレストランのカツは製法が違うらしいです。
甘い誘惑と黒豚の食べ比べでかなり満腹。
俺は甘い誘惑に一票。
この日は早々に帰宅の途に。
しっかり〆にハイボールいただきました。
- 関連記事
-
- 表参道『まい泉本店』でとんかつ食べ比べと角ハイボール (2019/10/31)
- 神宮球場でハイボール (2009/04/26)
- ベースボールとハイボール (2008/07/10)
コメント