菊川『もつ焼きよし田』でモツ焼き盛り合わせとハイボール

休日の夕方、馴染みの駅でバスを降りて一瞬方向感覚を失った。
逆の方に歩いてしまったのだ。
JRの駅ではそんなことはないのだが交差点にある地下鉄駅というのはわかりにくい。特に東東京はだいたい交差点に駅がある。
そのおかげでこの店を見つけたのだから、たまには道を間違えるのもいい。
夕方、小腹が空いたので『もつ焼きよし田』へGO!
白い暖簾がまだ新しいいわゆるネオ大衆酒場、引き戸を開けると白木の長いテーブル、カウンター、4人がけテーブルが3つと結構なキャパシティ。もつ焼きというので串を焼いてくれるのかと思いきや、ガスの鉄板で自分で焼くシステム。
カウンターに陣取り鉄板を見つめる。1人で焼くの寂しいなあ。誰かと焼きたいけどしょうがない。
気を取り直してトリスハイボール280円。
うん、薄め!まあまだ夕方なのでいいんじゃない。
茄子の一本漬けは結構たくさん。
これも2人で食べたいなあ。まあしょうがない。辛さが目と鼻にツーンと沁みておしぼりで顔を押さえる。
モツ焼き盛り合わせ580円は塩をチョイス。
タン、トントロ、ガツだ。あらかじめ茹でてあるのでサッと炙るくらいでいいとのこと。
炙ったガツをニンニク味噌に付けていただく。
コリっとした食感とくせのない味。うん、美味しい。
トントロも肉の噛み応えと適度な脂。タンも弾力あって美味しい。これはツマミとしてなかなかなもんです。
TVではお爺さんにクイズを出していて、『君の膵臓を食べたい』の「膵臓」が空欄になっていてそこに単語を入れるという題。
お爺さんが『君の「作った漬物」が食べたい』と回答したのがツボに入って、辛子がツーンと来たふりをして誤魔化した。
1人でTV観て大笑いしてるおっさんは不気味だろう。
だけど、しばらくして思った。
お爺さんは亡くなったお婆さんの作った漬物が食べたいと思ってたのかもしれない。
そう思って今度はグッときた。辛子がツーンと来たふりをして誤魔化した。
今度は2人で来よう、と思って店を出た。
もつ焼 よし田 菊川店 (ホルモン / 菊川駅、森下駅、清澄白河駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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