神保町『いわもとQ』で冷やし温玉たぬき蕎麦とハイボール

子どもの頃から胃腸が弱く固いものや水分の少ないものが苦手だった。大人になってからも朝食はもっぱら蕎麦である。
朝からやっている立ち蕎麦店が多いのが東京のいいところ、暑い暑い休日、神保町で24時間営業の「いわもとQ」へGO!
神保町の交差点、水道橋方面に向かってすぐ右手の間口の狭いこちらの店、店名にパート2とあるのはなんじゃらほいと思いつつ入店。休日の朝10時半という変な時間ということで店内貸し切り状態。1人掛けのテーブルが縦に並ぶ妙なつくりの店、向かい合わせの2人掛けテーブルは真ん中に敷居があって1人客のシャイなおじさんでも大丈夫な仕掛けだ。
入口横の券売機で蕎麦と休日だしな、と酒券300円を選び、奥の厨房にいるおばさんに渡す。
「ハイボールは先?一緒がいいの?」と聞かれて、「(もちろん)先にください」と俺。
はいどーぞ、と渡されたのは業務用の缶と氷入りグラス。おーこれはなかなかいいアイデア、と思いつつ一人でゆっくり注ぐ。
うん、品質一定でうまい。しかも缶注いでちょうどいいサイズ。
(今考えたら市販の缶ハイボールそのままくれたら2杯分飲めたのに、ということに気付いた。)
飲みながら目の前のメニューを眺めるとこれもいいな、これも美味そうだったな、と思う。
券売機前だと焦って決め打ちしがちなのだ。後から振り返ると違うチョイスがあったかもしれない。何か人生と同じではないか・・・と思う。
しばらくたって呼ばれたのでいそいそと取りに行く。
冷やし温玉たぬき蕎麦は紅ショウガトッピングがいい色合いと味のアクセント。
麺はつるつるでなかなかうまい。茹でたてだけのことはある味で、よくある茹で置きの麺とはやはり違う。
こちら天ぷらにこだわるようでメニューがたくさんあるだけあって、揚げ玉も美味しい。
温玉を箸で崩しながら蕎麦を浸して食べる。うん、旨い。
そしてハイボールをグビッと。朝から蕎麦屋で一人呑み、いわゆる蕎麦屋イメージとは違うけど、まあここも蕎麦屋だ。
サッと決めても美味しいじゃないか。これも人生と同じかもしれない。
もう1杯飲みたいけれど飲み足りないくらいがちょうどいい、と本屋に向かう俺なのでした。
いわもとQ 神保町店 (そば(蕎麦) / 神保町駅、九段下駅、竹橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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