3月29日新発売!サントリーのクラフトビール『クラフトセレクト』でビールはもっと楽しくなる!

クラフトビールといえば20年くらい前。ヒューガルテンやシメイを良く飲んだ。
その独特の風味が洋風のつまみに合うのと、スーパードライ全盛期のビールがどうもつまらなく思っていたのだ。
当時は飲める店が少なく、しかも1杯1000円前後と高かったが、ビールに応じて洒落たグラスに合わせて飲むこだわりも気に入っていた。いわばハレの酒だった。
この日はサントリー「クラフトセレクト」の試飲イベント。

よく飲み歩きをする荒木町だが、サントリーの秘密基地があるとは知らなかった。

仕事を終えて足早に向かった俺。今日はハイボールはお休みだ。
20年前は言ってみればマニアックな酒だったクラフトビールはいまや「クラフトビア・マーケット」などの洒落た店舗がそこかしこに出来てしかも大人気。
サントリーが本格的に発売するということで、より裾野が広がっていくに違いなく、まずはそれが嬉しい。
マーケティング部のイケメンご担当からの熱いプレゼンタイム。
クラフトビールとはなんとなく稀少性の高い小規模ブリュワリーで職人が手作りしている、というイメージがあるが、実は特に定義があるわけではないらしい。
例えばサミュエルアダムスというアメリカでメジャーなクラフトビールがあるが、この出荷量などものすごい単位で大規模酒造メーカーなのだ。
そこでサントリーはクラフトビールを作るにあたり、定義から考えることにした。
・シーンで選べる多彩な種類
・選びやすい大手メーカーとしての安心感
・飲みやすいが個性的な味
サントリーのクラフトビールの新しい定義は、従来のコモディティ化したビールへのアンチテーゼ。
ビールをワクワクするお酒にすること!
と熱いプレゼンを聞きながら、海辺でこんな風にビール飲んでみてえ!とワクワクしてたのは俺だけでしょうか。
しかしなるほど、ちゃんとマーケティングされている!と気持ちをビールに戻しつつ、試飲スタート!
しかも料理に合わせてのフードペアリングの試みです。
まずは青いパッケージが爽やかな「ペールエール」。
北米産のカスケードホップを使用した柑橘系の香りが特徴的な上面発酵ビール。
飲んでみるとうん、爽やかな苦味が後を引く。
合わせるのは「ベーコンキムチーズの三角春巻き」。
キムチとチーズとベーコンの濃厚な三角関係をペールエールの爽やかさで流す。
なるほど絶妙。
次はその名のとおりのパッケージ「ゴールデンエール」。
麦のコクとボディー感、豊かなホップのアロマが特長。
ハラタウブランホップを使うことで白ワインのような華やかな香りを実現したそうです。
これは飲み口がすっと入ってくるのと、グイグイと飲める。
従来のビールに近いかも。
華やかなビールには華やかなつまみというコンセプトで、アンチョビとニンニクを効かせた殻付き海老のソテー。
皮をむくのが面倒な俺は皮ごとバリバリいただきましたが危うく口の中を切りそうに。
このペアはなんともパーティ向きなフードペアリング。
そして最後がヴァイツェン。
小麦麦芽を50%以上使用しバナナのようなフルーティーな香り。口に含むと穏やかな苦味。ちょっとウインナーのような?不思議な感覚。
こちらにはサラダ感覚の「豚天のさっぱりサラダ仕立て」を合わせる提案です。
ペールエールを飲んではヴァイツェンを飲み、ゴールデンエールを飲むというとっかえひっかえな面白さ。
最初はゴールデンエールが美味しいと思っていたが温度が上がってくるとペールエールが美味しく思えてきた(なのでペールエールがいちばん減ってます)。
すごく美味しかったのがペールエールの樽生。これ、樽生置いた店があったら行くべきです。
よりスムーズな味わいでした。
ペールエールにレモン、ヴァイツェンにオレンジを入れる新しいビアカクテル風の提案もあったりして、これは楽しい。昼飲みによさそうです。
いわゆるクラフトビールは濃い味で個性が際立っているところがあるが、クラフトセレクトは比べると飲みやすいのが特長。
飲みやすい中に個性があるのだ。
旅に出る時に東京駅で洒落たビールでも、と買ったりするけど新幹線車内で飲むと飲みにくい、と思ったことありますよね。クラフトセレクトならそれありません。
そして、気軽にリーズナブルに飲めるというのがサントリーが参画した一番大きなメリットでは?と俺は思った(庶民なので)。
安いので気軽にお洒落に飲み比べが出来る、家で色々合わせる料理を考えながら作るのも楽しいだろう。
昔、クラフトビールと言えば輸入物がメイン。でも今は日本のクラフトビールにシーンはシフトしていて、まさにおらが町のビール、というような地域のブルワリーで美味しいビールを作る動きが日本の各地で勃興しているのだけど、それが地元のみならず、都会のお洒落な店で売れるという、これって地産地消の流れと通じている。
大資本が参入して小規模ブルワリーがどうなっちゃうの?と思う向きもあるかもしれないが、俺はそうは思わない。
サントリーの取り組みがクラフトビールを知らない人をファンにして、ファンになった人が違うローカルのクラフトビールを飲んで、そしてクラフトビール全体がどんどん飲まれるようになるのではなかろうか。
といったことを考えて非常に感心した夜でした。
「BEER BAR HERE!」が合言葉。ちがいを味わえば、ビールはもっと楽しい。
今夜は家でビアバー・タイム!
■「サントリー クラフトセレクト ブランドサイト」
■「サントリー クラフトセレクト」 → オンライン限定製品
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