山形『丸八やたら漬旅籠町立呑処』で漬物とハイボール

山のかなたに空遠く幸い住むと言った人の気持ちがわかるような気がする山形。
何しろ道路の遥か彼方まで続く畑の向こうに見える出羽三山。
昔の人は、どこか遠くへ、と思ったに違いない。
そんな旅情に浸りつつ日が暮れたまだ初秋のこの日、山形駅から徒歩15分くらいの『丸八やたら漬旅籠町立呑み処』にイン。
こちら漬物店直営の立呑みなのだ。なんと漬物食べ放題!
開店は夕方5時なので開店を待ちながら隣の漬物店を物色。
やたら漬とは昔は越冬の保存食として、大根やにんじんの皮、きゅうりのへたなどの野菜を味噌に漬け込み、醤油で味を調整していたものだそうで、『むやみやたら、めったやたら』にいろいろな野菜を漬け込んだことからそう言われていたとのこと。
ポリポリと試食するとなるほど、これは福神漬!福神漬に似ています。
試食しているとお茶をサッとだしていただき、お茶を飲みつつ漬物をつまむ。これはたまりません。
土産を買うのは帰り際にするとして、5時5分前に隣の立呑み店を覗くとまだ開店前。さきほどの店員さんが来てくれて開けてくれました。
こちらお通し代の300円で並んでいる漬物が食べ放題のシステム。
飲み物は缶チューハイ300円から。
なのでもちろんハイボールをチョイス。
グラスに注ぐと素晴らしい泡立ちです。
右からやたら漬、酢漬け、白菜、青菜漬けです。
酢漬けはちょっと酸っぱすぎかな、という感じですが、白菜美味しい。
俺的には唐辛子をやたら漬けに漬けこんだ「オーからい」がネーミングと共に気に入りました。
漬物を食べてハイボールをグビッと飲み、また漬物を食べてハイボールをグビッ・・・
やばい永久機関を発見してしまった!と思いつつもここで沈没するわけにはいかないので、ほどほどに。
漬物推しの店があるところに山形人の漬物愛を感じた夜。
夜の始まりにちょっと1杯、粋だと思います。
さあ2軒目はどこ行こうかな、と山形探索に繰り出した俺なのでした。
旅籠町立呑処 (居酒屋 / 山形駅、北山形駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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