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2012/09/26

夏の木陰のハイボール

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので涼しくなった昨今。

でも海が近い三崎では海風効果で早くから涼しかったのでした。
庭の木陰で読書&ハイボール。

木陰でハイボールタイム

銅製のマグでキンキンに冷えてます。
喉をうるおしながら読書が進むかと思いきや・・・。

おねだりハナちゃん

何飲んでるの?とも言いたげなこの方がぴったり離れません。

未成年はハイボール禁止です!
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2012/09/09

シンプルイズベストなハイボール

生活しているとどっちにしようかな、と迷うことがよくある。

それこそ会議中、ヨドバシカメラの店先、書店の店先、何を作ろうかな、と考えるスーパーの店先でさえも。

じっと考えていては時間はいくらあっても足りない。

会議は終わらずに残業に突入だ。クーラーは買えずいつまでも暑いまま。書店では迷った本を両方買ってしまう。そして城東のスーパーではおばさんにグイっとかごで押しのけられるのがオチである。

そんなわけで俺は迷った時にはある言葉をつぶやいてサッとどちらかを選択することにしている。

「シンプルイズベスト」である。

会議では商品自体のシンプルな機能を主張。ごちゃごちゃ付いている特典は原価がかかってわかりにくさを助長するだけだ。

家電の機能は差別化するためにいらないものが多い。わかりにくいだけで結局使わない(クーラーに付いてる除菌ボタンを昨日はじめて押した)。

両方買った本の一冊はだいたい読んでいない(本棚の本の半分は未読だ)。

スーパーで迷って買った2袋100円のなめこは使いきれずに廃棄処分(なめこ2袋はどうやって食べるんだ?なめこ丼か?)。

シンプルイズベストの魔法の言葉でもう解決だ。

必要なのは何なのか、ということである。

この日のつまみはシンプルイズベストなオクラの浅漬け。

おくらの浅漬け

オクラに塩をまぶしまな板でゴロゴロとオクラの産毛を落とし、ジプロックに入れて市販の浅漬けのもとをイン。冷蔵庫で30分。

かつぶしをドバっとかけて完成。

かじるとサクトロなオクラにだしの風味。冷えててうまい。

もちろん飲むのはシンプルイズベストにハイボール。

シンプルにハイボール

ソーダとレモンと冷えた角のハーモニー。

シンプルでも手間はしっかりかけるのが肝要です。
回り道してたどり着いた結論である。

2012/09/05

【休肝日】「カキフライが無いならこなかった」を読む

「登山服の老夫婦に席を譲っても良いか迷う」

「座席を倒すタイミングを失った」

「自己紹介の順番が近づいてくる」

誰しも覚えがあるけれど言葉にするまでもないと思っていた感情。
日常のちょっとした違和感やささくれを言葉にした自由律俳句469句を書いたのは今人気絶頂の芸人又吉直樹と「去年ルノワールで」などの妄想系文学の旗手せきしろの2人。

いちいち「そういうことあるなあ」と思わせるつぶやきが満載で、初めて読んだ時は笑いが止まらなかったのだが今読むとその後ろにある寂しさに気がつく。

自意識過剰な少年がそのまま大人になり、くすぶりながら暮らしている姿に共感が止まらないのは自分でだけではないはずで、又吉さんの人気ぶりもその心に奥にある孤独ぶりにあるのでは、と改めて思った。

誰かに良く思われたい飾った言葉やおためごかしは相手の心の表層を流れて落ちるだけで、相手の心の底には届かない。それはある程度の大人になればみんなわかっていることだと思うけれど、こういった飾りのないつぶやきを目にすると俺はほんとうのことを言っているだろうか、と思わず自分を省みる。

ほんとうのことを言うのには勇気がいるし言う必要もないことの方が多いと思うけれど、そんなほんとうのことを言える相手がいれば人生はきっと楽しい。もしいないならぽつりとつぶやけばいいのである。

「ノンフライ麺の方を選ぶ」
これは素直な自分の心の声である。

「脱いだスリッパが内股になっている」
これは我が家の玄関先。

みんなもやってみるといい。きっと少しは気が晴れるはず。

もっと実のあること言えよ、とも思うけれど、実際、人生にそんなに実のあることはないのだ。
日々をただ生きるそのスタンス、息抜きとしておすすめの一冊。

カキフライが無いなら来なかったカキフライが無いなら来なかった
(2009/06/25)
せきしろ、又吉 直樹 他

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2012/09/04

何もなかった日のハイボール

夏の終わりはいつのまにかやってくる。あれだけ暑かった季節も通り過ぎてしまえばただの思い出だ。
ある暑い夏の休日の朝、ハイボールで喉を潤した。

こんなことも夏の思い出。

夏のハイボール

つまみは冷蔵庫のきゅうり。

夏のつまみ

キンキンに冷えたきゅうりをぽりぽりとつまみながらハイボールを飲む。

もう空だ

冷えたウイスキーはもうない。

この日どんなことをしたのかはもう覚えていない。
ハイボールを飲んで、暑い夏をやり過ごしただけだろう。

覚えているのは喉を刺すソーダの泡と、氷がグラスにあたる音だけだ。

ハイボールと夏の思い出。蝉の声はもう聞こえない。