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2010/04/18

【休肝日】「いしいしんじのごはん日記」を読む

生まれ育った故郷のことを書くことは結構面映ゆいことだがその裏にはなんだか自慢したい気持ち半分、でも本当の良さはわからない、なんてひねくれた思い半分だったりする。

俺が生まれる前の三崎は映画館があったりするくらい栄えた町で、マグロ漁船が帰ってくると船員たちで町があふれかえり、飲み代の代わりにマグロ一匹持ってきた船員がいたとかいないとか。電車は車で30分以上かかる久里浜止まりだったのに船から入ってくる物資で金が集まり、それは景気がよかったそうだ。

今はマグロと言えば大間になってしまったけど、そんなわけでいつしかマグロ景気が去った三崎は時が止まった町になった。開発をする資金を投下する企業もないので町並みはそのまま。俺はひそかに関東の尾道と呼んでいるが、その良く言えばレトロ感ただよう町並みを目当てに映画のロケが行われているのもなんだか皮肉なことではある。

この町を気に入ってくれて住んでいるのが作家のいしいしんじさん。
彼の書いた「ごはん日記」を読むとなんとなく三崎の雰囲気がわかってもらえると思う。

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(2006/07)
いしい しんじ

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