【スコットランド・ハイボール紀行4】たかが樽、されど樽
ウイスキー造りにはいろいろ大切なものがあって、それが味に影響を与える。
特にシングルモルト・ウイスキーであればなおさらだ。
ここでシングルモルトとは何ぞや?を解説しておこう。
いわゆるシングルモルトとは、その名のとおり単一の蒸溜所で作られたウイスキーのこと。グレンギリーならグレンギリー、マッカランならマッカランだけで作られたものだ。
それに対して、ブレンデッド・ウイスキーというのは複数のシングルモルトを核にしてグレーン・ウイスキーと呼ばれるプレーンなウイスキーを混ぜたもの(コーヒーのブレンドを思い浮かべるとわかりやすいかもしれない)。
どう味が変わってくるのかというとシングルモルトは味が個性的。ブレンデッドは飲みやすく、味が複雑。
例えばバランタインやシーバスリーガル、ジョニーウォーカーなどのメジャーなブランドはすべてブレンデッド・ウイスキーだ。
また、一般的にシングルモルトは価格が高く、ブレンデッドは安いという違いもある。これもコーヒーのブレンドと同じだ。
今回はシングルモルトを巡る旅なので、ぜいたくにも飲む酒はすべてシングルモルト。嬉しい話である。
さて、ウイスキー造りに大切なものたちについて。
どの種類の麦芽を使うか、どういう風に製麦するか、どの仕込み水を使うかといろいろあるが、意外に(というか当然か)どんな樽に入れるか、というのが重要だ。
というわけでスペイサイド・クーパレッジという樽工場へ。

樽の材料となるのはオーク(ナラ)の木で、北米産のホワイト・オークとヨーロッパ産のコモン・オークが代表的。スコッチ・ウイスキーの場合、その中にシェリーを入れて熟成させたシェリー樽や、バーボンを入れていたバーボン樽を使うのが一般的で、要は1回使った樽を使うことで美味しいウイスキーが出来るのだ。シェリー樽の方はシェリーの香りが移り色が濃く味が濃厚。バーボン樽は明るい茶色で味が繊細になるそうだ。
ちなみに日本ではシェリー樽で作ったウイスキーの方が人気があるらしい。俺もシェリー樽の方が好きだ。

樽を作るのは結構重労働でしかも職人技が必要で、木を曲げたり組んだりぴったりウイスキーが漏れないようにしないといけないし、中を火で焼いたりとなかなか手が込んでいる。1人で1つの樽を作るんだそうで、みんなフリーエージェント。職人の世界は厳しい。

壁にはこんな写真も飾ってあった。みんないい顔している。

ちなみに石油の単位で使われるバレルとはもちろんここから。

木材の高騰で樽は希少価値。それでも何回か使うとダメになるそうでその後はプランターになったりする。

まるでスナイパーのようなブロガー・くにさんをシューティング!

スプリング・バンクのシングル・カスク・ウイスキーが売っていた。通常シングルモルトは一つの蒸溜所で作ったウイスキーをバッティングさせる(樽同士を混ぜて味を整える)が、これは一つの樽のウイスキーをそのまま詰めたもの。樽の内部を火ではなくて電磁波で焼いたもので、将来プレミアがつくのは必至だということ。どの世界でもそうだがウイスキーの世界もレアものは100万円単位で売り買いされるそうで、マニアな道も大変である。

こんな素敵なカフェも併設されていた。
樽が普通に使われているが、よく考えるとすごく変だ。こんな光景が毎日続いたのだが、そのうちそれが普通になってくる面白さ。それもスコットランドの魅力かもしれない。そんな旅に行きたい方はぜひこのツアーへ!
しかしまったくハイボールが出てこないが、記事内はまだ午前中。明日はいよいよウイスキーの聖地で飲むハイボールが登場!
特にシングルモルト・ウイスキーであればなおさらだ。
ここでシングルモルトとは何ぞや?を解説しておこう。
いわゆるシングルモルトとは、その名のとおり単一の蒸溜所で作られたウイスキーのこと。グレンギリーならグレンギリー、マッカランならマッカランだけで作られたものだ。
それに対して、ブレンデッド・ウイスキーというのは複数のシングルモルトを核にしてグレーン・ウイスキーと呼ばれるプレーンなウイスキーを混ぜたもの(コーヒーのブレンドを思い浮かべるとわかりやすいかもしれない)。
どう味が変わってくるのかというとシングルモルトは味が個性的。ブレンデッドは飲みやすく、味が複雑。
例えばバランタインやシーバスリーガル、ジョニーウォーカーなどのメジャーなブランドはすべてブレンデッド・ウイスキーだ。
また、一般的にシングルモルトは価格が高く、ブレンデッドは安いという違いもある。これもコーヒーのブレンドと同じだ。
今回はシングルモルトを巡る旅なので、ぜいたくにも飲む酒はすべてシングルモルト。嬉しい話である。
さて、ウイスキー造りに大切なものたちについて。
どの種類の麦芽を使うか、どういう風に製麦するか、どの仕込み水を使うかといろいろあるが、意外に(というか当然か)どんな樽に入れるか、というのが重要だ。
というわけでスペイサイド・クーパレッジという樽工場へ。

樽の材料となるのはオーク(ナラ)の木で、北米産のホワイト・オークとヨーロッパ産のコモン・オークが代表的。スコッチ・ウイスキーの場合、その中にシェリーを入れて熟成させたシェリー樽や、バーボンを入れていたバーボン樽を使うのが一般的で、要は1回使った樽を使うことで美味しいウイスキーが出来るのだ。シェリー樽の方はシェリーの香りが移り色が濃く味が濃厚。バーボン樽は明るい茶色で味が繊細になるそうだ。
ちなみに日本ではシェリー樽で作ったウイスキーの方が人気があるらしい。俺もシェリー樽の方が好きだ。

樽を作るのは結構重労働でしかも職人技が必要で、木を曲げたり組んだりぴったりウイスキーが漏れないようにしないといけないし、中を火で焼いたりとなかなか手が込んでいる。1人で1つの樽を作るんだそうで、みんなフリーエージェント。職人の世界は厳しい。

壁にはこんな写真も飾ってあった。みんないい顔している。

ちなみに石油の単位で使われるバレルとはもちろんここから。

木材の高騰で樽は希少価値。それでも何回か使うとダメになるそうでその後はプランターになったりする。

まるでスナイパーのようなブロガー・くにさんをシューティング!

スプリング・バンクのシングル・カスク・ウイスキーが売っていた。通常シングルモルトは一つの蒸溜所で作ったウイスキーをバッティングさせる(樽同士を混ぜて味を整える)が、これは一つの樽のウイスキーをそのまま詰めたもの。樽の内部を火ではなくて電磁波で焼いたもので、将来プレミアがつくのは必至だということ。どの世界でもそうだがウイスキーの世界もレアものは100万円単位で売り買いされるそうで、マニアな道も大変である。

こんな素敵なカフェも併設されていた。
樽が普通に使われているが、よく考えるとすごく変だ。こんな光景が毎日続いたのだが、そのうちそれが普通になってくる面白さ。それもスコットランドの魅力かもしれない。そんな旅に行きたい方はぜひこのツアーへ!
しかしまったくハイボールが出てこないが、記事内はまだ午前中。明日はいよいよウイスキーの聖地で飲むハイボールが登場!
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