虎ノ門ヒルズとやらがオープンしたニュースを聞いて、この店に客が増えたら困る、ということを真っ先に思った。
新橋で立ち飲みのハシゴの後に虎ノ門まで歩いてクールダウンして、もう1杯飲んでつまんだ後に〆の香港麺をすする、というのがここ最近の定番だったからだ。
虎ノ門の駅からすぐの香港麺新記は三宿が本店。お台場に遊びに行ったついでに食べたことのある人もいると思う。
四谷三丁目の駅そばにもあってそちらも使い勝手がいい。
四谷三丁目店は1人で夕飯を食べる女性や中国系の方々、業界風のグループが多いが、
虎ノ門はサラリーマンのすみかであることもあって、虎ノ門店はいつ行ってもおじさんたちで満員だ。
白壁の店内は賑やかでまるで香港のムード。
小皿は多数の種類から3品を選んで1000円。1皿からも注文可能だ。
この日は鼓椒排骨(スペアリブの蒸し物)と腸詰と春巻きをチョイス。

鼓椒排骨は豚肉のぶりっとした食感と適度な脂に絡む味がたまらない一品。備え付けのラー油を垂らすとなお美味しい。
春巻きは揚げたてでサクッとした衣からドロッと身が顔を出す。
この日は時間が遅かったこともあり、間髪いれずにタンタン麺をオーダー。
麺は日本麺と香港麺を選択可能。
もちろん迷わず細くて硬めの香港麺を選択。

スープを口に含むとアーモンドの香りが広がって後から辛みが効いてくる。
いつもはワンタン麺だが今日のタンタン麺も正解だ。
麺は固めだけど固めすぎずに適度なコシで、日本のラーメンとはやはりぜんぜん違うのだ。
もちろん日本のラーメンが大好きな俺だが、たまに無性にこの店の香港麺が食べたくなる。
角ハイボールで辛さを流す。

旨さ倍増だ。
香港麺 新記 虎ノ門店 (中華料理 / 虎ノ門駅、内幸町駅、霞ケ関駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5