長く東京に住んでいても乗ったことのない路線はきっと誰にでもあるはずだ。
ある春の一日、那須へ向かうことになった俺は、あえて新幹線ではなく乗ったことのない宇都宮線(東北本線)をチョイスした。
上野から東北へ伸びている路線は上京してきた幾多の若者たちの気持ちが轍に残っているようで、俺のハートにロマンをかき立てる。
そんな東北本線はグリーン車。
休日は50キロ以上780円とリーズナブル。そしてガラガラほぼ貸し切り状態だ。

上野発8時33分発に乗車し、黒磯へGO!
約2時間半の電車旅。
いきなり聞いたことない「尾久駅」にアウェー感。
「さいたま新都心」駅に昔スーパーアリーナ来た時にはなかったんじゃないか?と思い出も呼び覚まされる。
「雀宮」駅はきっと天皇の側室が住んでいて御用邸に行く際に寄ったりしたのかな。
車窓は水を張った田んぼが目立つようになり、なんとも見晴らしがいい。
結構速く電車は進むけどまだまだ宇都宮は遠い様子。
リクライニング倒してトリスハイボール。

車内で飲むのが列車旅の醍醐味です。
ひと眠りするか、と思ったら列車は宇都宮止まりでした。
10分遅延で乗り換えの黒磯行きは発車済み。
40分も時間があるしアペリティフのハイボールも飲み終わってるということで・・・
駅ビル内餃子の
悟空へグラマーでかわいい店員さんの声かけにフラフラとイン。
正直期待してませんでしたが、意外にもジューシイで美味しくてびっくり。
にんにくたっぷり効いてます。

後で食べログ調べたらそんなに点数高くない。
宇都宮餃子のベースのレベル結構高いのね、と感心。都内だったら人気店のハズ。
そして店員さんの笑顔見たさに通うのだろうなあと妄想。
ある意味遅れて良かった~
旅はまだまだ始まったばかりです。