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2011/11/20

秋の箱根で白州ハイボール

そうだ温泉に行こうと思ってチョイスを始める時、決めるための要素はいくつかあって、大きいのは以下の2つ。

・宿の予算
・ロケーション

である。

宿については基本いい悪いは価格と連動しているので高いところはいいし、安いところには理由がある。

ロケーションは東京からの距離によって交通費の高さは比例して、遠くなればなるほど旅情は増すけれど行くのに大変で費用はかさむ。

この辺の要素をプラスして足したり引いたりしながら行く場所を決めていくのだが、そういう時にやはりパッケージツアーというのは楽である。

JR東日本が出しているパッケージツアーに「地・温泉」という商品があって、これはなかなかラインナップが良くていつも検討しているのだが今回もこれをまずはベンチマークにした。

この商品の特徴は宿の部屋や食事よりもその名の通り「温泉」をメインに据えたことで、湯は「かけ流しまたはそれに準ずる湯」ということになっている。昔に比べるとこれは画期的なことで、白骨温泉の温泉偽装事件の頃から温泉に本物を求める傾向が加速した、と俺は記憶しているのだが、やはりどちらがいいかというとカルキ臭い循環よりはやはりかけ流しがいいに決まっている(加温や薄めたりは快適に入浴するのに必要なのでそれは問題ない)。

そんなわけで大きな混浴風呂で有名な法師温泉長寿館に狙いを定め(別に混浴が目的ではありません。念のため)、予約の電話をしたわけだが、平日なのになんと満室。

では他の宿、というわけで聞いてみてもことごとく満室で電話を切る。うーん、みんな行きたい温泉は一緒なのですね。

なので考えるのがめんどくさくなってきて、こうなるとリピートしかない。

というわけで箱根に矛先を変更です。

みなさんおなじみのホーム

箱根湯本はいい天気です。

まだ秋はこれから

この時もお世話になった強羅のハイアット・リージェンシー箱根を再訪したのでした。

最初のロジックから考えて、宿の良さ>交通費の安さでトータル費用のバランスを取ったというわけです。
何しろロマンスカーってその旅情ムードに比べてとっても安いのです。

さてこちら、なんといってもいいのが部屋の広さ。一番下のランクの部屋でも56平米あります。

101号室

写真の右手にはソファとテーブル、TV。バス、トイレ別です。

もうひとつのメリットは、毎日16時から19時までロビーでシャンパン飲み放題という点。

シャンパンです

シャンパンだけじゃなくワインやビールも飲み放題。
海外でのハッピーアワーは良くありますが、日本でこんな太っ腹なホテル、他に知りません。もちろんつまみは有料ですが、ホテル・クオリティのおつまみはポテトフライなんてのでもかなり美味しいです。

温泉上りに浴衣姿でガブガブとシャンパン飲んで、へべれけになってベッドにばったり。
これ、酒飲みには最高ですよね。

白州ハイボール

夜中に目覚めてハイボール。
奮発して白州です。うまいなあーと嘆息。

あれ?そう、夕飯食べてません。
ホテルなので泊食分離。
ルームサービスでもいいし、適当につまんでも良し。

ホテルの中に夜泣きそば屋でもあればいいのになあ、というのがリクエスト。
温泉のお湯も素敵なのですが、露天が無いのも人によってはマイナスかも。

まあでも、また来てしまうんだろうなあ、というのがこの宿の魅力。
スタッフの方々もいちいち感じがよく、館内は清潔、看板犬のHARUちゃんもかわいいのです。

他の温泉で予約が取れなくても結果オーライ。

帰りに天山で露天に入って満足しながら帰宅でした。

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2009/10/30

ハイボールで箱根一周

箱根はブログをはじめてから気がつけば3回目の訪問。

人は多いし店はイマイチで、宿は高い、と昔はとっつきにくい感があった箱根だが、色々調べてから行くと非常にいいところだと気が付きました。

まずロマンスカー。
VSE

新宿からわずか90分で、車窓からの眺めも正直たいしたことない路線だが(何しろ小田急線なので見えるのはほとんど家の屋根でこれなら断然東海道線の方が眺めがいい)、それを旅行気分にしてくれるのはひとえにロマンスカーの造形と演出。

天井の高い車内が柔らかな光に包まれるVSEは高い背もたれと余裕のあるピッチで非常に快適。

そして箱根フリーパス。

1泊2日で箱根内のバス、鉄道、ロープウェー等に乗れて、各種主要施設で割引ありで5000円。
(伊豆箱根バスは除く。この辺は富士山戦争と言われた覇権争いの結果らしい)

幸福の鐘にむらがるおばさまたち

海賊船にも乗れます。

海賊船

ロマンスカーも乗れます(特急券は別)。

マイカーを持たない主義の俺には非常にありがたいシステムで、何しろ切符を買ったりバスに乗るのに小銭をいちいち出さなくてもいいのである。

また、箱根は調べれば調べるほど宿が千差万別。

安くは温泉民宿から企業の保養施設を買い取った宿や、老舗旅館、そしてインターナショナルチェーンのホテルまで。もちろんカップル仕様のなんちゃって旅館まであります。

そんなわけで今回は箱根一周。

宮の下ではランチュウさんにごあいさつ。

なぜかランチュウ

駅前には素敵な足湯カフェ

洒落たカフェもあります

セピア通りではおなじみあなたの町の宣伝本部長。

キンキンとオオエさんだ!


ユネッサンではオリジナルのゆるキャラに遭遇。

かわいい・・・

ハイボールもたくさん飲みました。。

飲みすぎて体冷えました



2009/10/29

雨の箱根でハイボール

秋の箱根は雨模様。

クラシックな宿です

クラシックな外観は歴史ある老舗旅館の三河屋旅館です。

外は雨

結構降ってるので宿でおこもり。

霞館は結構新しい

新しい部屋はウォシュレット付き。
ひとっ風呂浴びてハイボール!

冷え冷えハイボール

冷え冷えです。

レトロな宿の様子は袋とじで!

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2009/07/16

ハイアットリージェンシー箱根でハイボール③

飲みすぎた翌朝でもサラリーマンは会社に行かなくてはならないが、休日は別だ。
しかもここハイアットリージェンシー箱根&スパは12時チェックアウト。
普通の宿はだいたい10時チェックアウトなので非常にうれしい。

まず温泉で酒を抜く必要がある。

温泉更衣室

温泉はスパIZUMIと併設になっていて、更衣室はまるでジムの更衣室。

温泉

風呂はさほど広くないが湯船自体は十分な大きさ。
露天風呂やサウナなどがあればうれしいのだが、シンプルでいいと思う。
若干白濁した感のあるお湯はかなり温まる。
清潔感があるのがとてもうれしい。

すっきり酒を抜いて、10時ごろにはハイボール&読書である。

ハイボールと読書

昼間のリビングルームは昨日の賑わいが嘘のよう。

昼前のリビングルーム

階段をあがってチェックアウトに向かう。

R0013110.jpg

帰りは旧式ロマンスカー。この形はモダン極まりないと思うのは俺だけだろうか。

ロマンスカーはこうでないと

車内で〆のハイボール。
箱根は近くて遠い楽園である。

車内でもハイボール
2009/07/15

ハイアットリージェンシー箱根でハイボール②

ハイボールがとまらなくなってきたが、体験しなくてはいけないことがあった。

ハイボールがとまりません

16時から19時までリビングルームでの飲み放題があるのである。
ドリンクは生ビール、シャンパン、白ワイン、赤ワイン、ソフトドリンク。

生ビールだけならまだしも、シャンパンやワインが飲み放題、しかも追加代金というわけではなくルームレートに込みというのは珍しいプランで、クラブルーム等のラウンジではよくあるが、すべての宿泊客対応というのはなかなかないのではなかろうか。「飲み放題」というと品が無いからか「フリーサービス」になってます。

ラウンジは開放的な空間

客席はほぼ満席だが座れないということはない。窓の外にもウッドデッキが置かれ、グループ客はそちらでくつろぐ。大人数のグループにはテーブル席もあって、奥のライブラリーのテーブルでも飲めるようになっていた。

一角にドリンクのブースがあり、そこで好きなドリンクをサーブしてもらう。
いかがですか?と気さくに声をかけてくれるのがありがたい。

色合いが素敵なソファ

本を読みながらシャンパンを飲む。
このホテルの珍しいところは丹前を着れば館内浴衣でOKなところ。なんとフレンチでもOKだ。
ラウンジくらいは浴衣でくつろごうと思い浴衣でお邪魔したが、8割型のお客さんは普通にカジュアルなスタイル。
短パンやジーンズだったら浴衣の方が場にそぐう気がするが、どうだろうか。

海外からのお客さんも結構いて、異国体験としてぜひ彼らにも浴衣を着てほしいものである。

土日の夕暮れは生ピアノかボサノヴァ・ギターの演奏があるそうで、やはりレートが高い日は高いなりの演出があるものだ。きっとすごく素敵だと思う。


ディナーはダイニングルームでフレンチ。

シーザーサラダ

シーザーサラダはボリューミーな1品。サラダが特に好きではない俺にもかなり美味しく感じた。

カナダ産オマール海老のマリネ

特に絶品はこのオマール海老。マンゴードレッシングが味をひきたてる。

特筆したいのはパンで、外はカリっと中はしっとり、かなり美味しい。

富士箱根山麓牛のグリル

メインは富士箱根山麓牛のグリル。これは驚きのボリューム。

白ワインと赤ワインを飲みながらのディナーだったが、
あらかじめ飲んでいたハイボールとシャンパンの酔いがまわって最後の頃はフラフラのもうろう会見状態。部屋でばったり寝ている自分を発見したのは夜中のことだった。

ディナーは結構いいお値段(コースの場合は1万円+10%)だがなかなか満足感のあるものだった。リビングルームにもしっかりしたメニューがあって比較的リーズナブル。飲み放題を楽しんだ後に部屋でくつろいで、そのあとパスタなどでおなかを満たし、風呂に入って今度は部屋で飲みなおす、といった滞在もかしこい。部屋が広いのでルームサービスでもいいかもしれない。

ともあれ、強羅の奥の立地は外に出るのは考えられないので、もう少しチョイスがあると滞在の幅が広がるのかもしれないが、ある程度の出費は覚悟の上で泊まりたいホテルである。

ちなみに勝手に似ていると思っている星のやは、最近ハルニレテラスというショッピング&レストランコンプレックスが敷地内にオープン。より幅のある滞在が出来るようになった。おそらくカジュアルな客層が多いだけに要望が多かったのだろうと思う。

ハイアット箱根が追いかけるかどうか。設備投資と需要のバランスと、動きが鈍そうなインターナショナルチェーンであることを考えるとだけにそこまではしないと思うが、もう1店くらい和食店があってもいい。箱根という土地柄、豆腐つまんで日本酒飲んで、そばが食べたいと思う客層は必ずいる。たぶんマーケティング的にその辺は他の宿にまかせているのか?激戦区箱根へのハイアットの参入、いいホテルなだけに頑張ってほしいと思う。